仕事が終わった、とも言い難い状況だったが(苦笑)聴いて来た。
1)山本純ノ介/無伴奏合唱曲III番 ピュシス(委嘱初演)
2)松平頼暁/混声合唱のためのCROSSING(委嘱初演)
3)西村 朗/混声合唱とピアノのための組曲 氷河の馬
4)野平一郎/混声合唱とピアノのための 災厄ブルース(初演)
これまであまり気にしてなかった西村朗。色々な技巧を詰め込んだ楽曲ながら、感覚(耳)に直接訴えかけてくる(直接的な意味での)激しさに、わずかな居眠りの暇も与えられなかった(少々睡眠不足で、2)などは夢うつつだったのだが…)。もちろん歌とピアノの充実あってのこと。心技体揃った作品+演奏に拍手。
予定のプログラム終了後、指揮者の田中信昭から客席にメッセージ。
こんなにたくさんの人に来ていただきありがたい。皆さんが聞いてくださることが、活動の支えになり、多くの委嘱作品を生み出すことにもつながっている。これらの優れた作品は、後世までも歌い継がれていくだろうし、さらに若い作曲家の創作活動の原動力にもなっていくことだろう。
…という意味合いのお礼の言葉に続き、
ちょうど30年前、武満(徹)さんとの間で、田中「何か日本の民謡を題材とした曲を…」、武満「民謡ではなく古謡なら…」というやりとりがあり、1つの曲が生まれた。後に、混声合唱のための「うたI」「うたII」として出版された一群の曲のきっかけともなったこの曲をアンコールとして演奏したい。
…というエピソードの紹介があり、「さくら」が演奏された。目を閉じて聴いた(寝たわけではない)。開花予想よりも1週間ほど早く、東京にさくらが咲いた。
今、「うたII」の楽譜を確認。初演のデータとして「1979年3月19日、東京。田中信昭指揮東京混声合唱団。」とある。本当に「ちょうど」30年前だったのだ。
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